Chatter.comを試用してみた!

Chatterとは

Salesforce.com社が提供する新しいコラボレーションツール、それがChatterである。
簡単に言えば「企業内Twitter」と言えば、どんなものか想像がつくだろう。

じゃあ、TwitterFacebookといった多くのSNSと何が違うのかと言うと、それは同じ企業に属する人がユーザだという点だ。
例えばTwitterで特定分野のことを知りたい場合は、人を探してリストを作成したり、その分野について詳しい人を探す必要がある。
これは何気に面倒な作業だ。
見つけ出したその人が本当に欲しい情報を有する人かは分からない。

しかし、Chatterの場合は違う。
同じ会社にいる人がユーザなので、自分が業務で知りたい情報はほとんどの場合社内の誰かが知っている。
それに初めて行うような案件であっても「誰かこんな事例知らない?」とつぶやくだけで、優しい先人者達がフォローをしてくれる。
また、プロフェッショナルの集まりだからこそ、情報の質がTwitterより断然高いのだ。

ビジネスとプライベートの境目

Chatterを使う場合にだいたい問題点として上がるのが、どこまで仕事と関係のない発言を良しとするかがある。
プロジェクトに関する話は良いとしても、飲み会に関する発言はダメなのか。
趣味のフットサルに関する発言はどうなのか。
Chatterでの発言は社内に貯まっていくノウハウとも言えるので、会社によってはこの雑音を嫌うところもある。

しかし、私は会社の人同士が話すことであれば、例え趣味や飲み会に関する話題であれ、それは有効会社で働いていく上で有効な情報だと思う。
小さい会社ならともかく、それなりに人が多い会社になってくると仕事で絡むことがなければなかなか話す機会もない。
人同士の繋がりが希薄なこんな世の中じゃ・・と言うつもりはないが、それが例えネットやツール上であっても、社内の人と絡むということは仕事を進めていく上で非常に役に立つだろう。

Chatterを使って、どんどん無駄話をすればいいのだ。

そんなわけで、私は今日もChatterを使って無駄な情報、そしてたまに有効な情報を社内に流していく。